農業法人設立支援

 新規就農

       農業を職業に! ~就農への道すじ~

 就農には、大きく分けると「農業を自営で開始」と「農業法人等に就農」の2つがあります。

 農業の知識や技術を持たない場合は、県農業大学校等の農業研修施設や先進農家・農業法人等で研修してから、農業を開始するケースがほとんどです。

 農業法人等に就職した方の中には、経営の中で部門担当者となるケースや共同経営者となるケース、何年か従業員として経験をつんでから、独立するケースもあります。

 自分にあった就農のスタイルを探しましょう。

1 「農業を始めたい!」と思ったら、就農相談  

○ 最初に

 「農業を始めたい!」と思ったら、どんな作物を作るか、農地はどうやって手に入れたらいいか、技術や知識を教えてくれるところはあるのか、どのくらいの資金が必要なのかなど、様々な疑問が生じてくるでしょう。

 宮城県に就農したいとお考えの方は、宮城県の相談窓口である「宮城県農業経営・就農支援センター」(公益社団法人みやぎ農業振興公社内)にご相談ください。

○ 就農相談

 宮城県農政部農業振興課、公益社団法人みやぎ農業振興公社、一般社団法人宮城県農業会議による共催

就農相談日程
就農相談会
  開催期日 毎月 第2水曜日(祝日の場合は前日に実施)
          第4水曜日(祝日の場合は前日に実施)
  開催場所 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
       宮城県仙台合同庁舎

  ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催内容を変更して行う場合もあります。
  ※お問い合わせ・申込先:
「みやぎ農業振興公社 担い手育成部担い手育成班」 TEL:022-342-9190

○ 就農相談のポイント

~自分のやりたい農業のイメージを固めよう!~

 一口に「農業といっても、水稲、野菜、花き、果樹、畜産と内容は様々です。また、普通の畑で作るのか、ハウスで作るのか。目指すものによって、栽培技術や販売方法、そしてアプローチの方法も変わってきます。
 あせらず、あわてず、多くの情報を集め、皆さんが頭の中で描いている「農業のイメージ」を固めることが就農への第一歩です。

就農相談以外にも~

  1. 基礎知識の収集
    就農相談以外にも、周辺農家の訪問、書籍・インターネットによる情報、農業体験イベントの参加等によって、情報収集を行いましょう。
  2. 農業の現場を自分の目で確かめる
    実際に農作業を体験したり、新規就農の先輩達に話しを聞くなど、農業の現場を自分での目で確かめることが大切です。多くの地域を視察し、自分にあった就農先を探すことをお勧めします。
  3. 就農したい動機を明確にする
    農業に将来を託して、生き甲斐のある仕事として成功させるためには、就農の動機を明確にすることが大切です。
  4. 家族の理解を得る
    農業で一生を過ごすことについて、家族の理解と合意を得ることが大切です。営農だけでなく、その地域で生活していくための環境についても十分考えることが必要です。

※ 営農に向けた相談は、1回限りで十分というものではありません。農業経営を開始するためのステップを上げる毎に、相談内容もより具体的・専門的になります。

 相談内容の事例
  1. 独立就農か、農業法人に就職(雇用就農)か?
  2. どのようなものを作るか?(水稲、野菜、花き、果樹、畜産)
  3. どのような経営を行うか?(単一経営か複合経営か、露地栽培か施設栽培か)
  4. 必要な農地面積はどのくらいか?
  5. どこで農業を始められるのか、就農予定地があるか?
  6. 農業技術をどのように身につけるか?
  7. 労働力の確保は可能か?
  8. 農地を購入、又は借りることができるか?
  9. 農業生産物の販売方法は?
  10. 農業を始めるための資金(生活資金含む)が確保できるかどのように調達するか?
  11. 住宅の確保はどうするか?
  12. 就農先での生活条件は?
  13. 営農によりどの様にして生計を立てるのか?
 目指す農業のイメージができ、就農の意向がかたまったらいよいよ本格的に就農に向けて行動です。     

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